小学校低学年になると「 今日のご飯に野菜はある？ 」と母に尋ねるのが日課に。10歳のときの家庭科の授業で見た「保存料や発色剤などの添加物」のビデオに衝撃をうけ、それから 商品の裏面を必ずチェックする ようになる。

中学校ではバスケ部に入部。部活に打ち込みながらも、健康への並々ならぬ意識をもった中学校生活を過ごす。 飲めば飲むほど体によいと思い、 青汁を自腹で購入し、毎日3～４パック飲んでいた が、冷凍青汁だったため、冷たくお腹を壊すことも。また、この頃 友達と一緒に初めてプロテインを飲みはじめる。

バスケ部を引退後、全く運動をしなくなるのが嫌で、 自宅から自転車で30分かかるボディビルジムに通いだす 。 壁に貼ってあるポスターを見て、「ここまでムキムキにはなりたくないな…」と思っていたが、 通うたびに体が変わっていくのを実感して、どんどんトレーニングにハマっていった 。

必死だったNSC時代。どうすればウケるか分からず、とにかくインパクトを残すために、 授業中は短パンにタンクトップ、鞄にはプロテインというスタイルに 。それが先輩の目に留まり、イベントやTV出演へとつながっていった。

お笑いを学びながらも、 バイト先のジムでコーチングのノウハウを学んだり、給料の2/3をプロテインに注ぎ込む など、体づくりと健康への探究はずっと続けていた。

17歳で筋トレを始めた当時から思い描いていた憧れの場所、アメリカ・ロサンゼルスへ留学を決意。 最新のトレーニングを学ぶだけでなく、ハリウッドに出ることを目指し、精力的にオーディションにも参加 した。いくつかのオーディションには合格したが、学生ビザだったため働くことができず、大学への進学を決意する。

学生ビザが理由で働くことができなかったため、 大学で「運動生理学・解剖学・栄養学」などを勉強 することに。もちろん授業も教科書も全てが英語。言葉がわからない中でとにかく必死に食らいつき、 通常2年半かかる単位を1年半で取得 した。卒業時の成績は、GPA3.34。

筋肉留学で得た知見や、これまでいくつもの健康食品を試してきた経験をもとに、「自分が本当に口にしたい」と思えるような、食品やプロテインの開発を始める。当時では珍しく、個人で工場やメーカーさんを探すところから始め、納得がいくまで徹底的に試行錯誤を繰り返した。最初は自分が大会で優勝するために作っていたプロテインだったが、今では多くの方にご愛飲いただく人気商品になりました。

筋肉留学などを経て、日本ではまだまだ健康やトレーニングに対する正しい認識が広まっていないことを感じた。これまで自分が培ってきた経験や知識を発信すれば、もしかしたら誰かの役に立てるかもしれない。そんな思いで、当時はまだ盛んではなかったYouTubeでの発信を始めた。 編集教室に通ってノウハウを学び、今でも撮影・企画・編集を全て自分で行っている。チャンネル登録者は、2ndチャンネルも合わせると約240万人。

2015年に初めて挑戦した「東京ノービスボディビル選手権大会」。これまでの最高位は準優勝までだったが、 諦めずに努力し続け、6年越しの挑戦でついに優勝 を勝ち取った。

ボディビルダー、筋トレの聖地である「ベニスのマッスルビーチ」。筋トレを始めた17歳の頃から憧れ続けた「マッスルビーチインターナショナルクラシック」に15年ぶりに出場。 メンズマスターズ40歳部門で優勝し、夢を叶えた 。