どーもー、世界の『ザ☆きんにくブログ』ファンの皆さん、こんにちは。
なかやまきんに君です。
「糖質制限で体重が〇〇kg減った」、「糖質を減らせば簡単に痩せられる」など聞いたことはありませんか?ダイエットにおいて、確かに糖質の量をコントロールすれば体重は減ります。
しかし、「とりあえずご飯(米)や、野菜(特に根菜類)を食べない」など体にとって必要な炭水化物そのものを食べない事が糖質制限と思っている方も多いのではないでしょうか?
それは違うじゃないのかい!!
ヤー!!(急に真剣な表情 ステキ)
間違った糖質制限をすると、健康上のリスクが高くなります。
また、体脂肪の燃焼がうまくいかなくなったり、ダイエット自体が続かなくなったり、逆にリバウンドして体脂肪が増えたりすることも起こり得ますので、正しい糖質制限を学んでいただきたいと思います。
そこで、この記事を通して少しでも皆さんのダイエットの参考になればと思います。
まずは、『糖質(炭水化物)とは何か?』を知っていただき、
後半(次の記事)で『絶対に摂るべきおすすめの糖質(炭水化物)BEST3』
を発表したいと思います。
今回は、
1、そもそも炭水化物って何?
2、複合糖質と単純糖質の違いとは?
3、気をつけるべきポイント
の3つに分けて進めていきます。
オイ、オレの筋肉!!
本当に発表するのかい!?
それともしないのかい!?
どっちなんだい!?
すーーーーーる!!(大爆笑)
※今回の記事を動画で見たい方は、この記事の最後(一番下記)をクリックで飛べます。
そもそも炭水化物って何?
栄養学では三大栄養素と言いまして、生きていく上で必要な栄養素の一つが炭水化物です。
他の2つはたんぱく質と脂質になります。
炭水化物は2つから構成されています。
・消化吸収されてエネルギーになる「糖質」
・エネルギーにならない「食物繊維」
の2つです。
この2つを合わせた栄養素が炭水化物となります。
糖質は、1gあたり4kcalです。
食材としては、穀物(お米、小麦、大麦、ライ麦)、いも類、さらには砂糖、果物、はちみつなどにも含まれています。
糖質は体に絶対に必要な栄養素です。
特に脳、中枢神経、筋肉など、体を動かすエネルギーになります。
一時的に糖質を摂らなくても、たんぱく質を分解してアミノ酸にしたり、脂肪を燃焼してケトン体というエネルギーに変えたりして体は動きます。
これを糖新生と言いまして体は動きますが、糖質が体を動かす上では基本となる栄養素です。
そして、糖質は「複合糖質」と「単純糖質」の2つに分けられます。
複合糖質と単純糖質の違いとは?
まず「複合糖質」とは、いわゆるでんぷん質のことです。
穀物やイモ類に多く入っていて、食物繊維、ビタミン、ミネラルなど様々な栄養素が含まれています。
次に「単純糖質」とは、果物やはちみつに含まれる果糖や、ブドウ糖、ラクトース(乳糖)、ショ糖(ブドウ糖と果糖が結合したもの)などを指します。
その中にも「単糖類」・「二糖類」など様々あり、「単糖類」とは、これ以上分解できない糖質の事をいいます。
糖質は様々な物に含まれていて、食事をした時に胃や小腸で分解されていきます。
複合糖質(でんぷん質)は、例えるなら糖がいろいろな鎖で繋がっている状態です。
消化する時は、その鎖を一つひとつ切り離して分解し、単糖類にして吸収するので、時間がかかります。
一方、単糖類はもう分解する必要がないので、そのまま胃から入って小腸に行った時にすぐに吸収されてしまいます。
このどちらが健康に良いかというと、前者の複合糖質です。
なぜなら、ゆっくり消化吸収されることで血糖値もゆっくり上昇しエネルギーとして長いあいだ体内で代謝されていくからです。
食物繊維も含まれるので腸内環境の改善など、栄養面以外にも必ず必要な物です。
一方、単純糖質は急激に吸収されるので、急激に血糖値が上がります。
すると、膵臓からインスリンというホルモンが出てきて、体内に糖分をどんどん取り込もうとします。
急激に血糖値が上がると、もちろん脂肪細胞にもエネルギーが取り込まれるので、脂肪が増えやすくなります。
さらに、急激に血糖値が上下すると血管に大きな負担がかかるので、血管系の病気や、血管の老化の原因にもなります。
では、複合糖質と単純糖質のどちらを優先的に摂るべきでしょうか?
もうお分かりですね。(優しい笑顔 ステキ)
ビタミン、ミネラル、食物繊維などが含まれた「複合糖質」です。
よって、
本当の糖質制限とは、単純糖質を制限する「単純糖質制限」だと思って頂いてもいいんじゃないのか!!
ヤー!!(真剣な表情 やっぱりステキ )
もちろん、他の栄養素と同じく複合糖質も摂りすぎは体によくありません。
限られた栄養・食事・カロリーの中で、複合糖質を最優先して、適量摂る事が大切です。
3、気をつけるべきポイント
外食で、定食のご飯は全部残すのに、食後のデザートを食べて単純糖質を摂るといった光景をよく見かけます。
確かにカロリーは減らしているかもしれませんが、食物繊維などのしっかりとした栄養を摂っていないので、健康的なダイエットとは言えません。
「糖質は全てカット」と言って、ご飯・パン・麺類はもちろん、野菜に含まれる糖質も全てカットするよう指導しているパーソナルトレーニングジムもあるようですが、僕は反対です。
野菜の糖質なんて微々たるものですし、ビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富に含まれているのにほんのわずかの糖質を理由にNGにするのは、健康上非常に問題です。
根菜類などを禁止しておいて、アルコールでも蒸留酒は飲んでもいいという指導もありますが、僕はおすすめ致しません。
間違いとは言いませんが、健康上正解ではないやり方です。
血糖値・インスリン・膵臓・肝臓・中性脂肪・糖尿病など、糖質制限には様々なことが関係しています。
これについてはザ・きんにくTV2ndで解説しているので、そちらの動画もぜひご覧ください。
きんにくTV2ndより【#52】「 過度の糖質制限のその先」はこちらをクリックです。
まとめ
栄養学上、糖質とは炭水化物の一部です。
糖質も「複合糖質」と「単純糖質」があります。
体にとってどちらが必要かと言いますと「複合糖質」です。
糖質制限自体は良いことですが、単純糖質を優先的に制限する「単純糖質制限」を行いましょう。
確かに、僕も糖質制限をすると体重は落ちてきますし、体調が良くなる事もあります。
でも、摂りすぎが良くないという事であって、複合糖質は最低限必要です。
これだけは忘れないようにして下さい。
あー、僕もお笑いのスベるのを制限したいな。
複合スベリと単純スベリはどちらを先に制限すべきですかね。
両方です。
はい、かしこまりました。
やかましわ。(大爆笑)
パワー!!
以上、なかやまきんに君でした。
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